甲子川の鮎(あゆ)

例年、7月の第1日曜日が解禁日となる釜石を流れる甲子川の鮎釣り
2016年に岐阜県で開かれた「清流めぐり利き鮎会」の味比べでグランプリを受賞いたしました。
釣り人同士でしか流通がなく、非常に貴重な鮎です。

甲子川の鮎

美味しさの要因

【甲子川の特徴】
1. 大水が出てもすぐに水が引く
2. 増水してもまっ茶に濁らない
3. 下流域でも釣りができる透明度と川の環境

【鮎が美味しいのには理由がある】
1. 森林の保水能力・・・広葉樹林のスポンジのような吸収力(ダム機能)
2.しっかりとした川床・・・砂泥が少なく濁らない。
3. 沢からの清冽な水が流入
4. 良質な垢(コケ)をはぐくみ栄養分と日光(スイカの香りが強い)

甲子川


先日、その貴重な鮎を使ったイベントに参加してきました。

【鮎を知って 更に美味しく 甲子川の鮎を食べる会】

魚河岸テラス ヒカリ食堂さんにて
鮎の炭焼き

講師は岩手大学釜石キャンパスの齋藤孝信さんです。
美味しい鮎と、貴重なお話を沢山聞くことができました。

当店でも東京南青山 レストラン L’EAU 清水シェフとのコラボディナーの際、
甲子川の鮎を使って調理していただきました。

テーマは水


山の樹木から落ちた葉や、森の土壌に含まれる多くのミネラルをはじめとする様々な物質が雨水や地下水に溶け込み、河川を通じて海洋に運ばれ、植物性プランクトンを発生させて、それが貝類や動物性プランクトンの餌となり、やがて小型魚、大型魚と食物連鎖が進んでいく。
水が豊富な地形の為、釜石の鉄の歴史
全てが繋がり、大切な資源です。